書籍レビューの第一弾は『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』です!
この本は薄々感じてたことをキレイに言語化してくれて、「やってみよう!」と行動を起こすハードルを下げてくれる本です!
めちゃくちゃオススメなのでぜひ。
目次
『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』
書籍情報
書籍名 | 人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている |
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著者名 | ふろむだ |
出版社 | ダイヤモンド社 |
出版日 | 2018年8月8日 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
こんなひとにオススメ
- なにも成し遂げていない人。
- 働きはじめで今からキャリアを作っていく人。
- 結果を残したいけどマダ残せていない人。
- 現状の自分の地位に満足できていない人。
なんかネガティブな人にオススメな本です笑
まぁ、いい意味で現状に満足していなくてもっと成長したい人って感じかなぁ。
そこらの自己啓発読んで根拠がないモノを信じるよりよっぽどためになると思うのでオススメですよ。
自分も定期的に読み返す予定。
この本を一言で言うならば
人が成り上がるカラクリを冷めた目で、かつ再現性がある形で紐解いた本。
ですね。
皆それぞれ冷静な冷めた視点ってあると思うんですけど、社会のルールだったり、周りとの調和だったりのせいで、その視点を表に出さずに、しまいこんでしまう人が多いんですよね。そこをあえて言う!っていうのが重要なんだと思います。
学んだこと3つ
僕らのもののの捉え方はバイアスに侵されまくっている
衝撃ですよ、自分が正しいと思っている世界が間違っているなんて。
映画シャッター・アイランドもそのようなテーマの映画なんですが。
これを見た感想は、怖い。でしたね。
だって、自分が正しいと思っていることが、間違っていることなんてたまにあるじゃないですか、それですら嫌なのに、自分が見ているもの全てが間違っているなんて想像するだけで身の毛もよだちますよ。身の毛がよだつって意味わからないですが。
今回紹介されている認知バイアスは
- ハロー効果
- 少数の法則
- 運を実力だと錯覚する
- 後知恵バイアス
- 利用可能ヒューリスティック
- デフォルト値
- 認知的不協和の理論
- 感情ヒューリスティック
- 置き換え
- 一貫して偏ったストーリーを真実だと思いこむ
と紹介されています。
錯覚資産という考え方
人が人を判断する時、その人の実力を判断するのではなく、その人の肩書や実績を判断する。
そして肩書がいい人は「すごい人に違いない」という錯覚を引き起こす。
このことを錯覚資産という。
人々が自分に対して持っている、自分に都合のいい思考の錯覚は、一種の資産として機能する。
実力があるからよいポジションを手に入れられるのはなく、実力があると周囲が錯覚するから、良いポジションを手に入れられるという部分が大きい。
しかし、この錯覚させていいポジションを与えられたほうが、成長出来る環境に行ける可能背が高いため結果実力も伴ってくる。
この錯覚資産という言葉は、とても参考になった。
自分の中で新しい概念を生むことに繋がる本はいい本が多い。
科学的根拠がある実例
最近の自分のテーマでもあるんだけど科学的に根拠があることを中心に自分に取り入れていこうと思っている。
そのなかで本書は実際の実験に基づいた、科学的根拠がある実例をいくつか紹介してくれているので勉強になる。
実例の紹介
- 1974年のカナダのイケメンの政治家と不細工政治家の話
- 911のテロ以降のブッシュ大統領への支持率の上昇の話
- 老人ホームの観葉植物の話
- 老人ホームの学生ボランティアの訪問に関する話
- ダニエルカーネマンの学生の論文を採点する妻の話
- 臓器移植の許可の話 フェスティンガーとカールスミスの作業に関する話
- 感情ヒューリスティックに関する実験
自分に質問
- 私達が普段気づかないうちに侵されているバイアスを10個答えよ
- 各バイアスの説明を科学的実験を例に説明せよ
- 錯覚資産とはなにか説明せよ
非常にオススメの本なのでぜひご一読あれ